アリババグループ傘下の東南アジア地域で展開する Eコマース・プラットフォームの「Lazada(ラザダ)」は6月22日、同グループのスマート・ロジスティクス企業である菜鳥網絡(ツァイニャオ・ネットワーク)と連携し、6月10日より、東京から東南アジア6か国の各都市への直行便による物流サービスを開始したと発表した。
<Lazada、東南アジア6か国への直行便物流サービスを開始>
これにより、日本の越境ECマーチャント(出店者)向けのサービスを大幅に改善し、より良い消費者体験の実現を支援する。
サービス開始により、日本のマーチャントは Lazada の物流サービスを利用して、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの6か国の消費者に直接商品を届けることができるようになる。配送時間は4営業日が短縮され、最速で9営業日で配送が完了する。
Lazada は 2021年1月、公式物流サービスをアップグレードし、ピックアップサービスを開始している。対応エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県など関東主要エリア、大阪府の北区、中央区、西区、大正区、天王寺区など関西地方の24区。このピックアップサービスはすでに広く日本のマーチャントに活用されている。
日本のマーチャントにより便利にピックアップサービスを利用されるために、6月15日より対応エリアを拡大し、関東地方の1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)を 100%カバーした。新規のマーチャントには期間限定でこのサービスが無料で提供され、無料期間中の費用は Lazada が負担する。
現在 Lazada 公式物流サービスは、日本において2種類の「ファーストワンマイル」物流方式を提供しており、日本の中小規模の越境 ECマーチャントが抱えている物流課題の解決を支援している。マーチャントは、ドア・ツー・ドアのピックアップサービスを選択するか、日本国内の Lazada 物流センターに商品を預けることができる。配送での全プロセスを追跡することが可能で、Lazada主導で東南アジア6か国の消費者に商品を配送する。
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