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佐川急便/EC事業者向けに事業効率化AIシステムを提供開始

2021年06月23日/IT・機器

佐川急便は6月23日、資本業務提携を4月に締結しているLISUTOが展開する「AIタッガー」を初めて佐川急便に提供することになったと発表した。

<「スマート AI タッガー」フロー図>
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佐川急便はそれを受け、新たに「スマート AI タッガー」の名称で、6月1 日、関東エリアを皮切りに EC事業を展開する全国の顧客などに販売を開始した。

LISUTOはイスラエルに開発拠点を構え、「商品とユーザーの出会いをつくる」ことをミッションに、高精度の自動処理や、大量の情報を一度に分類・抽出・マッピング・多言語変換する独自開発の最先端AI技術を有している。

特に、商品カタログや商品データの構造化に関する深い専門知識を組み合わせた、EC特化型のAIシステム開発を行っており、すでに「AI タッガー」などのサービスを展開し、多くの顧客に好評価を得ている。

佐川急便は、EC事業者のサポートを目的とし、出荷支援や発送荷物のトレーサビリティ、決済サービスなどを提供する「スマートクラブ for business」や、自社サービス機能の一部を外部に開放する API連携を活用したサービス展開「スマート API」などにより、顧客の課題解決に結びつく各種サポートサービスを展開しているが、「スマート AI タッガー」を新たに始めることで、多くのEC事業者に事業効率化や商品検索時のアクセス率向上などのメリットをもたらすことができる。

今後は、佐川急便の全国の顧客基盤を活用して、国内だけでも数万店を超える大手 ECモールの出店者や自社ECサイトの運営者を対象に、関東エリアを皮切りにサービス展開し、本年夏からは主要都市へ展開する。さらに年内を目途に全国へ向け展開を進めていくとしている。

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