NEXCO中日本は7月9日、東名高速道路「横浜町田IC~海老名JCT」間の渋滞対策として進めている付加車線設置事業(上り線約4km、下り線約5km)のうち、大和トンネル(神奈川県大和市)の拡幅工事が完成し、7月14日6時から付加車線の一部運用(上り線約3km、下り線約2km)を開始すると発表した。
「横浜町田IC~海老名JCT」間は、全国の高速道路の中でも渋滞が激しい箇所の1つ。1日平均13万台が通行する日本屈指の重交通区間であることに加え、アップダウンが多いことや大和トンネルによる速度低下などの影響で渋滞が慢性化しており、2019年度のIC区間別・渋滞ワーストランキングで「海老名JCT~横浜町田 IC(上り線)」がワースト1位、「横浜町田IC~海老名 JCT(下り線)」がワースト4位となっている。
今回の工事では、片側3車線の道路に付加車線を設置し、部分的に4車線化することで交通容量を増加させ、大和トンネル付近を先頭とした渋滞の緩和を狙う。
なお、大和トンネルより東京側の区間(上り線約2km、下り線約3km)については、一部箇所で工事着手に向けた協議を継続しており、今後、拡幅工事を進める予定。
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