ヤマト、アルフレッサ/配送業務量予測と適正配車のシステム導入

2021年08月03日 

ヤマト運輸とアルフレッサは8月3日、「ヘルスケア商品」の共同配送スキームの構築に向けた業務提携を7月21日に発表しているが、業務提携の第一弾として、ビッグデータとAIを活用した、配送業務量を予測するシステムと適正配車を行うシステムを開発し、このたび導入を開始したと発表した。

<スキームの全体イメージ>
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導入した配送業務量予測システムは、アルフレッサがこれまでに蓄積した「販売」「物流」「商品」「需要トレンド」などのビッグデータをAIで分析し、顧客毎の配送業務量(例. 注文数、配送発生確率、納品時の滞在時間など)を予測する。AIが学習することで各種予測の精度が向上し、より効率的な配車計画の作成が可能となる。

配車計画システムは、配送業務量予測システムで得られた情報を基に配車計画を自動的に作成する。これまでにヤマト運輸が蓄積した物流や配車に関するノウハウに加え、渋滞などの道路情報を活用することで、効率的かつ安定的な配車計画を作成することができる。また配送の業務量が多い時には、ヤマトグループの保有する配送リソースも機動的に活用することが可能であり、これまで以上に安定した配送を行うことができる。

また、パッケージ納品では、医療機関へ医薬品を納品する際、アルフレッサの配送員と医療機関の医療従事者が対面で検品作業を行っているが、納品するアイテム数が多い場合は対面作業の時間が長くなることがある。アルフレッサはこれまで納品時に検品作業が不要な、「パッケージ納品」を展開してきたが、今回導入するシステムに加えて、デジタル機能の活用による事前検品を増やすことで、医療機関での対面作業の時間を大幅に短縮することが可能となる。

これらのシステムの導入効果を、配送生産性の向上が最大20%向上。走行距離およびCO2排出量の削減は最大25%削減。医療機関における対面作業時間の削減は最大20%減を予測している。

2021年8月からアルフレッサの首都圏の支店を対象に導入を開始する。その後、アルフレッサの全国の支店へ順次、拡大していく予定だ。また並行してこのスキームのブラッシュアップを行い、業務提携の第二弾、第三弾を両社で推進していく。

アルフレッサとヤマト運輸の両社は、持続可能な医薬品流通ネットワークを構築するため、ヘルスケア商品の共同配送スキーム構築に向けた検討を引き続き進めていくとしている。

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