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京セラコミュ/公道で大型無人自動配送ロボットの実証実験

2021年08月17日/IT・機器

京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は8月17日、無人自動配送ロボ ットによる工業地域向けロボットシェアリング型配送サービスの実証実験を北海道石狩市石狩湾新港地域の公道(車道)において8月16日から開始したと発表した。

<無人自動配送ロボットの走行試験>

この実証は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構( NEDO)が公募する「自動走行ロボットを活用した新たな配送サー ビス実現に向けた技術開発事業」で採択された、北海道石狩市における「 工業地域向けロボットシェアリング型配送サービスの実現」の取り組 みとして実施するもの。

実証実験では、地域内の事業者でシェアリングする無人自動配送ロボ ットが、小売店商品や企業間輸送貨物などを配送する。これまで国内で 実施されている自動配送ロボットの公道走行実証では、主に小型・低速 のロボットによる歩道での走行が主流だった。本実証では、広域にわたる工業団地での共同利用・効率的な配送を想定し、従来よりも大型・高 速なロボットに複数サイズのロッカー20個を搭載し、車道を走行する。無人の自動配送ロボットが車道を自動走行する試験は国内初の取り組みとなる。

ロボットは無人での自動走行となるが、石狩湾新港地域内の事務所か ら走行状態を常時監視し、自動回避が困難な状況では遠隔操作に切り替えて走行する。

この実証実験は、共同研究契約に基づいた損害保険ジャパンのリスクアセスメントを実施した上で行っている。

■実証実験協力
早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科 小野田 弘士教授
石狩市
セコマ
ヤマト運輸
エンパイア―
北海道日野自動車
石狩湾新港企業団地連絡協議会事務局 石狩開発
石狩新港運送事業協同組合
協同組合石狩新港卸センター

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