国土交通省が8月31日に発表した6月分のトラック輸送情報によると、特別積合せ貨物(調査対象24社)の総輸送量は561万7000トン(前年同月比7.2%増)、宅配便貨物(14社)の取扱個数は4億1075万8000個(2.8%増)となった。
前年同月との比較では、品目別では、工場・生産地からの貨物増が「金属製品」「機械」「化学工業品」「繊維工業品」で、商社・問屋からの貨物増が「日用品」で、倉庫から出る貨物増が「金属製品」「機械」「化学工業品」で、季節的需要増が「日用品」で、景気の影響による貨物増が「金属製品」「化学工業品」で見られた。一方、デパート・スーパーの貨物減が「宅配便」で見られた。
地域別では、「東北」「関東地方」「近畿地方」「中国」で貨物増となっている。
全国の一般貨物トラック事業者(回答事業者761社/調査対象事業者数987社)の輸送量は、前月比12.9%増、前年同月比9.7%だった。