ナビタイムジャパンは9月1日、トラックドライバー専用「トラックカーナビ」で、「地点の気象警報情報」と「トラック防災手帳」を同日から提供開始したと発表した。
まずは、災害前に役立つ機能として、気象警報・注意報が発令された場合に、該当範囲内にある地点の詳細情報画面にて、発令されている気象警報・注意報の内容とそれに伴う輸送基準を表示する機能と、防災・災害時に必要な準備や情報をまとめた「トラック防災手帳」を提供する。
気象警報・注意報が発令された場合に、該当範囲内にある地点の詳細情報画面にて、発令されている気象警報・注意報の詳細と、国土交通省通達にある輸送基準の目安情報を表示する。
出発前や休憩時間中に、その日の経由地や目的地の天候情報を確認し、警報が出ている場合には、輸送基準の目安を参考に、輸送計画の変更等に役立つ。出発前に状況を確認できるので、悪天候による交通事故の予防として、ドライバーの安全を守るサポートする。
大雨や地震などの災害ごとの対応や、事前の備え等をまとめて、トラックドライバーの防災に役立つ内容に特化した「トラック防災手帳」を公開する。
全日本トラック協会、石川県トラック協会、東京消防庁、日本自動車連盟が提供している防災手帳やマニュアル、Web サイト等のコンテンツを元に防災・災害時に必要な情報を紹介する。輸送目安を一覧で見て危険かどうかを判別したり、緊急連絡先や交通情報にすぐにアクセスして欲しい情報を確認できる。
ドライバーの防災意識の向上や、従業員への研修・教育などにも使用できる。「トラックカーナビ」アプリ上だけでなく、Web サイトからも見ることができる。
今後は、出発前の対策に加え、走行中や、実際に災害が起こった際に役立つ機能など、出発前から安全に目的地に辿り着くまで、ドライバーを一貫してサポートできるような機能の開発・提供を目指していくとしている。
ナビタイムジャパン/トラックカーナビで「気象防災ルート検索」提供