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ESR/グループ全体の運用資産残高(AUM)37%増の363億ドル

2021年09月01日/物流施設

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ESRは9月1日、ESRグループが2021年上半期の連結業績を8月19日に香港グループ本社で発表し、その日本語抄訳を発表した。

それによると、グループ全体の運用資産残高(AUM)は37%増の363億ドル(日本は91億ドル)、延床面積(GFA)は2260万m2(日本363万m2)、ATMIは61%増など堅調に推移している。

2021年度上半期の収益は1億7770万米ドルとなり、2020年度上半期の1億4240万米ドルに比べて24.7%増加した。2021年度上半期のEBITDAは、3億7350万米ドルとなり、2020年度上半期の2億6940万米ドルから38.6%増加。

2021年度上半期のファンド運用EBITDAは、9710万米ドルとなり、2020年度上半期の6440万米ドルから50.9%増。

2021年度上半期のPATMI(税引後当期純利益から少数株主持分を控除した後の利益)は、2億1390万米ドルとなり、2020年度上半期の1億3300万米ドルから60.9%増加した。PATMIの増加は、同グループが保有するファンド、関連会社、合弁会社への共同投資が増加し、借入コストが低下したことによるもので、ESRのアセットライト戦略と規律ある資本管理に沿ったもの。

2021年6月30日現在、ESRが保有する竣工済および開発中の延床面積(GFA)は1970万m2に達し、290万m2を超える開発用不動産も保有している。グループ全体で、新規のプロジェクトや賃貸事業も堅調に推移している。

開発需要は引き続き旺盛で、2021年度上半期の開発中プロジェクトは 57%増の55億米ドルを記録した。内、2021年上半期に開発を開始したプロジェクトは 12億米ドル(2020年度上半期:8億米ドル)、竣工したプロジェクトは9億米ドル。

ESRはAPACで最大規模の計1610万m2以上の開発計画を有している。同社は、引き続き第三者資本を活用し、規律あるアセットライト戦略により開発資金を調達し、プロジェクトを目標通り完成できるよう取り組んでいくとしている。

現在進行している大規模開発計画には、業界や市場の新たなベンチマークとなる画期的なプロジェクトが多数含まれている。2021 年末までに、冷凍冷蔵倉庫を含めた延床面積34万m2超の先進的物流施設「ESR Shanghai Qingpu Yurun(上海チンプーユリン)Ⅰ」が竣工予定。第2期は2020年第4四半期に着工、2023年に竣工予定。

日本では、延床面積 19.5万m2のマルチテナント型物流施設 ESR 横浜幸浦ディストリビューションセンター2」が着工し、2023年
1月末竣工予定。ESR横浜幸浦ディストリビューションセンターは総床面積80万m2を4期に分けて開発予定で、完成すると日本最大のロジスティクスパークとなる予定だ。

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