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ヤマハ発動機など/自動運転EV用いた構内搬送サービス開始

2021年09月01日/IT・機器

ヤマハ発動機は9月1日、ティアフォーおよび同社との合弁会社eve autonomy(イヴオートノミー)と3社共同で新型自動運転EVを開発し、eve autonomyを通じて同車両を用いた自動搬送サービス「eve auto」の提供を2022年夏に開始すると発表した。

<「eve auto」で使用する自動運転EV>
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「eve auto」は、屋内外の環境を含む閉鎖空間での搬送の自動化ニーズに対応するために開発した自動搬送サービス。

自動化を阻む初期導入のハードル「高い初期費用」と「長期間におよぶ導入工事」をクリアすることを目指してサブスクリプション型契約形態を採用しており、運行管理システムやアフターサポートもワンストップで提供する。2022年夏の提供開始に向けて、9月1日から先行受注を開始した。

<自動運転EVは、雨天など屋外環境でも利用可能な高い走破性を備えている>
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サービス展開に合わせて開発した車両は量産を見据えた小型EVとなっており、ティアフォーが開発を主導するオープンソースの自動運転OS 「Autoware」の技術と、ヤマハ発動機の高い信頼性を持つ車体開発技術を掛け合わせて共同開発した。

一定の段差・傾斜にも対応できる走破性と、天候や周辺物などの変化に対するロバスト性を有しながら、1500kgまでの牽引と300kgまでの積載を可能としている。

同サービスについては、生産ラインの変化が大きい製造現場・工場や、広い敷地内での搬送ニーズがあるプラント、建物間の坂路を含めた搬送自動化が求められる物流拠点をはじめとしたさまざまな場所での利用を想定している。

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