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鈴与/働きやすさ・働きがい重視の新人事制度、16年ぶりに刷新

2021年09月06日/SCM・経営

鈴与は9月6日、16年ぶりに人事制度を刷新すると発表した。

<新人事制度の全体像>
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新制度は、コース等級、評価、賃金及び地域限定勤務の4つの制度を柱に、2021年9月より、社員約1000人を対象に導入する。実施は9月からの予定。

改定の背景と目的には、社会・経済が急激に変化しているため、 働く社員がそれぞれの事情に応じた多様な働き方を選択でき、安心して働き、能力を発揮できる人事制度が求められていることがある。また、社員が『働きがい』『働きやすさ』を実感でき、 働くモチベーションとリテンションが向上する人事制度へ改定を行うとしている。

これにより、公平でメリハリのある評価と処遇が実現され、 自ら学び、 考え、行動できる人財の育成をさらに強化する狙いがある。

<改訂内容>
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新人事制度の内容の骨子は、「1.コース等級制度の改定」、「2.評価制度の改定」、「3.賃金制度の改定」、「4.地域限定勤務制度の導入」の4点だ。

「1.コース等級制度の改定」では、マネジメントを職責とせず、 特定分野で専門性を発揮する人財のためのコースがなかったため、 専任職を新設。加えて、等級区分の見直しを行い、これまで以上に優秀な社員の早期昇格を促し、モチベーションの向上を図る。

「2.評価制度の改定」では、コース等級、研修、評価の軸を一本化し、評価にメリハリがつけられるように制度を刷新。併せて、管理職の評価軸である、業績評価とマネジメント評価も一本化する。

「賃金制度の改定」では、優秀な人財が早期昇格した際に昇格メリットがでるような仕組みに改定し、管理職の賃金体系を評価に応じてよりメリハリがつくように昇給・賞与テーブルの見直しを実施する。

新しい制度となる「4.地域限定勤務制度の導入」では、地域を限定して働くことを希望する社員のエンゲージメントの向上と採用力強化のため、地域限定勤務制度の導入。育児・介護等により働く場所に制約がある社員の「働きやすさ」の向上を図ることと、個人のライフスタイルに配慮する。また、社員の経済的・精神的負担に配慮して、介護手当、単身赴任手当等を新設するなど、諸手当を拡充した。

鈴与の経営理念である「共生(ともいき)」は、 会社がひとつの企業として自立し、また、社員一人ひとりも個々の社会人として真に自立し社会活動を営む中で、私たちと地域社会、顧客、取引先、そして社員相互間を結びつける精神的な基盤。

鈴与は、「共生」の精神で、社会に、そして信頼される企業であるためには、その原動力となる社員の人財育成や優秀な人財確保が重要であると考えている。新人事制度の導入で、社員が、「働きやすさ」「働きがい」を実感でき、 高いモチベーションで自ら学び、考え、行動する中でキャリア形成できる企業風土を目指すとしている。

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