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佐川グローバルロジ/自社物流施設の産業廃棄物管理業務一元化

2021年09月29日/3PL・物流企業

佐川グローバルロジスティクスは9月29日、2021年1月から関東の自社物流施設24拠点から排出される産業廃棄物の管理業務を本社に一元化し、マニフェスト(産業廃棄物管理票)電子化による法令順守への体制強化や事務作業の効率化を図るとともに、リサイクル率の促進や見える化、回収車両の抑制を実現したと発表した。

<リサイクルステーション >
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<細分化した分別表示>
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取り組みでは、各拠点が個別に実施していた廃棄物処理業者の選定や廃棄物管理業務を本社に一元化。また、廃棄物として処理していた備品類のリユース、各拠点に新たに細分化したリサイクルステーションの設置、従業員に対する分別のレクチャーなど、様々な取り組みを同時に実施することで、リサイクル率を約95%にまで高めた。

さらに、管理業務を本社で一括することで今まで各拠点で手配していた廃棄物回収車両を集約し、各拠点間の産業廃棄物のミルクラン回収が可能になった。これにより使用する車両台数を削減することが可能となり、CO2排出の抑制にもつながっている。

現在、全国に順次エリア拡大を進めており、2021年度はリサイクル率の向上に加え、廃棄物の総量を前年比で約60トン削減する目標を設定している。

SG ホールディングスグループでは、中期経営計画の重点施策として SDGs への貢献を掲げ、グループ各社でさまざまな取り組みを行っている。同社は、産業廃棄物のリサイクルを推進することで、「SDGs12:つくる責任つかう責任」の「ターゲット 12.5:2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」を実践し、循環型社会の実現に貢献していくとしている。

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