プロロジスは9月16日に開催した「東北マ-ケット物流拠点戦略セミナー」に215人の申し込み、170人の視聴参加者があったと発表した。
このセミナーはプロロジスとシービーアールイーが共同で行ったオンラインのセミナーだが、従来のプロロジス主催のセミナーに比べても予想以上の集まりだったことから、東北マーケットへの注目度が非常に高いことが伺えるとしている。
セミナーでは、前半部でシービーアールイーのインダストリアル&ロジスティクスの松原 裕隆氏と本多 善則氏が「注目を集める東北物流マーケットの動向」をテーマに講演。後半はプロロジス営業部の中山 博貴氏が「東北物流網改革! 新たなプロロジスパークの誕生」をテーマとして講演した。
東北エリアの物流施設は、仙台を中心に広がっている。東京をはじめ全国から運ばれてきた荷物を、仙台市近郊や東北全域に配送するために、仙台が物流ハブとしての機能を担っている。食品や日用雑貨などの消費財を扱う配送ニーズが多いのも東北マーケットの特徴だ。
プロロジスは、東北エリアにおいて、BTS型物流施設を中心に多くの施設を手掛けてきた。初期には、2006年に日立物流のBTS型物流施設、2007年にアスクルのBTS型物流施設を開発。また、食品配送拠点として、複数の冷凍冷蔵倉庫を開発してきた。
プロロジス営業部の中山 博貴氏は今回東北地方のプロロジスパーク3物件を紹介。プロロジスパーク岩沼、プロロジスパーク盛岡、プロロジスパーク泉3の3物流施設だ。
説明の後、質疑応答に移ったが、食品需要の多さを反映してか、「冷凍冷蔵倉庫の設置は可能か」の質問には、「1階のみでなく空中階でも冷蔵庫の設置は可能と回答。また、「盛岡の市場はEコマースに連動する需要はあるか」の質問には、「ECに関するニーズはすでにいただいている。今後とも増える可能性が高い」と回答。
そのほか、賃料や入居可能時期などの具体的な質問が寄せられていることから、かなり具体的に入居の検討を始めている様子が感じられたとしている。
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