LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





成田国際空港/千葉港頭石油ターミナルへ30年ぶりに新桟橋完成

2021年11月01日/物流施設

成田国際空港は11月1日、成田空港の機能強化による将来の給油量の増加への対応、大規模地震などの災害時における継続操業を目的とした、6000トン級のタンカーが着桟可能な桟橋が完成し、供用を11月12日から開始すると発表した。

<新桟橋全景>
20211101narita1 520x241 - 成田国際空港/千葉港頭石油ターミナルへ30年ぶりに新桟橋完成

<給油施設概要>
20211101narita2 520x307 - 成田国際空港/千葉港頭石油ターミナルへ30年ぶりに新桟橋完成

千葉港頭石油ターミナルは、成田空港で使用される航空燃料のパイプライン輸送の出発点であり、国内製油所から航空燃料を受入れる施設。

新しい桟橋は、東日本大震災の発生を受け、災害に対して強靭な施設を整備することを目的に、構想から約10年の歳月をかけて完成した。護岸の耐震補強により直下型の大地震発生時でも継続的な運用が可能となる。

地震以外にも波風の影響を受けにくい千葉港内港へ大型タンカー用の桟橋を整備することで天候に左右されることなく着桟が可能となり、またタンカーからの荷揚げ時間を短縮する「2系統同時揚油方式」を採用することで、桟橋の稼働率を向上させることを実現した。

これにより、千葉港頭石油ターミナルにでの揚油能力は、従来の約1.4倍の年間900万KLまで取扱うことが可能となり、今後の成田空港の機能強化による航空需要の増加にも対応できる。

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース