日本郵船は2月24日、「南アジア地域代表」(シンガポール)と「中東地域代表」(デュバイ)を4月1日付で新設すると発表した。
同時に、南アジアおよび中東の関係各国に「国代表」を設置する。
同社では従来、米州・欧州・南アジア・東アジアの4極に、地域内のガバナンス管理と強化に特化したRegional Governance Officer(RGO)を設置していたが、ますます変動するグローバルの事業環境のもとで、同社グループの地域戦略を深度化し、より機動的な事業展開を図るため、RGOを維持したうえで新たに地域代表と国代表を設置するもの。
南アジアおよび中東の「地域代表」は、それぞれ南アジア地域統轄会社の代表者、デュバイ在勤から指名され、「国代表」は、原則として同社グループの各国現地法人の代表者または当該国の駐在者から指名される。
地域代表と国代表は、同社グループの代表として、連携して情報収集し、地域代表を通して本社トップマネジメントに地域戦略の提言を行っていく。また、両者は地域内での同社グループの事業、および社会貢献分野の情報発信・広報活動を強化していく。さらに、地域内における同社グループ人材の育成を進め、幹部層人材は、将来の経営幹部候補として本社と連携しながら育成を進めていく。なお、南アジアと中東以外の地域代表・国代表については、今後順次設置していくことを検討している。