スペースは3月9日、運送会社を中継地として活用し、全国一斉に中継輸送を実現するサービス「ドラ基地」のβ版を4月1日にリリースすると発表した。
「ドラ基地」は、2024年4月の働き方改革関連法改正によってドライバーの1日の運転時間、走行可能距離が短縮されることを受けて必要になる中継輸送を行うためのスペースとして、運送会社同士が敷地をシェアするサービス。
駐車場・荷下ろし場・フォークリフト等をシェアし、中継輸送を全国で一斉に確立する。例えば、中継が必要な時は他社に敷地を借りる、使っていない時は他社に敷地を貸すことで、全国に拠点がない企業でもホテル予約サイトのように手軽に拠点を確保することができる。
ドラ基地では、中継輸送に必要な拠点の検索から予約までをオンラインで一元管理することが可能。中継拠点では、荷物の乗せ替え、車両の交換、ドライバーの仮眠場所の確保、フォークリフトの手配など、さまざまな対応が可能で、時間制の拠点シェアサービスのため突発する物流ニーズにも対応できる。敷地を貸す側は、空きスペースを空いている時間だけ貸し出して収益化させることができる。
今後は、働き方改革関連法が改正される2024年に備えて関東・関西をはじめとする全国に向けて拠点を拡大するとともに、機能追加等システムの改良や、実証実験によるサービスのブラッシュアップを重ねていくとしている。