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日本郵便/コロナ禍で郵便書簡の利用が拡大、仕様変更へ

2022年03月14日/3PL・物流企業

日本郵便は3月14日、「郵便書簡(ミニレター)」の仕様を変更すると発表した。

<仕様変更前>
20220314yubin - 日本郵便/コロナ禍で郵便書簡の利用が拡大、仕様変更へ

<変更後>
20220314yubin1 520x391 - 日本郵便/コロナ禍で郵便書簡の利用が拡大、仕様変更へ

封筒に施していた「折り加工」を廃止し、開いた状態で販売する。3月下旬をめどに現行仕様の在庫がなくなり次第、順次、新しい仕様に切り替えていく。

「郵便書簡」はハガキと同様の63円で発送可能な商品。写真など紙片状のものに限り、重さ25g以内のものを同封することができる。

昨今、コロナ禍による巣ごもり消費の増加を受けて、フリマサイト等でトレーディングカードなどを売買する際、配送手段として「郵便書簡」を用いるケースが増えており、売り上げが2020年度に前年度比20%増、2021年度に同5%増と拡大している。従来であれば、同様のものを発送する際は「封書」(84円)が用いられていたが、SNS等でより安く発送できる「郵便書簡」の存在が知れ渡り利用者が増加した。

これまで、「郵便書簡」の生産は封筒に折り加工を施せる企業に委託していたが、同委託先のみでは増加する需要に対応しきれず、他に折り加工を施せる企業もいないことから、折り加工を廃止することで調達先を拡大し、増加する需要に対応することにした。

なお、仕様変更後の「郵便書簡」には折り線や折り方の説明書きを印刷で付け加える。

 

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