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JLL/大阪の賃貸物流施設、需給が著しく逼迫

2022年03月17日/調査・統計

ジョーンズ ラング ラサール(JLL)は3月17日、調査レポート「JLL大阪マーケットレポート 2021年第4四半期版」を発行した。

それによると、2021年第4四半期(10~12月)の大阪ロジスティクス賃貸市場は、新規供給が1棟21万8000m2に対し、新規需要量が22万5000m2と、需要が供給を上回った。

EC企業や3PL企業による需要が拡大し、既存物件でも空室の消化が進んでいる。新規供給物件は内陸エリアの「プロロジスパーク猪名川1」(延床面積21万8000m2)で、テナント誘致は順調に進んでおり、早期満床が見込まれている。

20220317jll - JLL/大阪の賃貸物流施設、需給が著しく逼迫

空室率は1.0%で、前期比0.2ポイント、前年比2.4ポイントの低下と、需給は著しくひっ迫している。空室率はベイエリアが0.4%(前期比0.2ポイント減)、内陸エリアが2.0%(0.2ポイント減)となっている。

賃料は月額4056円/坪となり、前期比0.2%、前年比1.8%上昇した。新築物件の高水準な賃料が既存物件にも波及しながら上昇が続いている。ベイエリアは前期からわずかに上昇し、内陸エリアは前期比0.1%の下落となった。

2022年の見通しとしては、新規需要が堅調な状況が続くと見込まれる中、新規供給が大幅に減少するため空室率はさらに低下すると予想。賃料は著しい需給のひっ迫を受けて上昇が続くと予想している。

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