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キャピタランド/物流コアファンドを組成、運用資産165億円拡大

2024年02月05日/SCM・経営

キャピタランド・インベストメント・リミテッド(CLI)は2月5日、日本の投資家を対象とした新たな物流コアファンドを組成したと発表した。

<シードアセット:相模原南橋本ロジスティクスセンター>
20240205capita1 - キャピタランド/物流コアファンドを組成、運用資産165億円拡大

<シードアセット:茨木彩都ロジスティクスセンター>
20240205capita2 - キャピタランド/物流コアファンドを組成、運用資産165億円拡大

このファンドにより、CLIファンド運用資産は165億円拡大する。このクローズドエンド型ファンドには、日本の名高い機関投資家が複数名出資している。CLIは、投資家やパートナーとの強い連携を保ちながら運用資産を成長させるという戦略のもと、投資家とのアラインメントを高める目的で、このファンドの一部の株式を保有している。

このファンドは、全額を投資し、環境認証を取得している物流施設2物件を取得した。相模原南橋本ロジスティクスセンター (神奈川県相模原市)では、CLIとJVパートナーである三井物産都市開発が、それぞれの株式を同ファンドへ売却、 CLIはさらに、茨木彩都ロジスティクスセンター (大阪府茨木市)の全株式を同ファンドへ売却した。両施設はともに稼働中で、総延床面積は約4万9300m2、主要高速道路へのアクセスも良好な立地にある。 CLIは引き続きこの物流施設2物件のアセットマネージャーを務め、手数料収益の拡大も目指す。

キャピタランド・ジャパンの日本地区のビジネスを統括している山田秀人代表取締役は、「この度のファンド組成は、CLI の20 年以上にわたる日本での事業経験を通じて培われた、国内パートナーとの強力なネットワークならびに市場環境に対する洞察を背景とし、関係皆の協力のもと実現できたと考えている。日本はCLIが注力する主要投資対象市場の一つであり、国内ゲートウェイ都市における物流施設、オフィスならびにアスコット、オークウッド各ブランドにおけるホテル、サービスレジデンス、賃貸マンション、学生アパートといった宿泊施設のポートフォリオを拡大するため、引き続き適切な投資機会を模索していく。加えて、技術トレンドの急増によって需要が高まっている、データセンターのようなニューエコノミー資産に進出する機会もあると考えている。このアセットクラスは、投資家が、プライベート不動産の運用残高増大の為に投資対象ポートフォリオを多様化していることから、近年、注目を集めているアセットとなっている」とコメントしている。

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