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ヤマト運輸/新データ基盤でクロネコメンバーズの利便性向上

2022年03月23日/3PL・物流企業

ヤマト運輸は3月23日、個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」を同22日から刷新したと発表した。

今回の刷新では、同社がデータ・ドリブン経営の一環として構築を進めている新データ基盤「Yamato Digital Platform(ヤマトデジタルプラットフォーム、YDP)」を活用することで、荷物情報のリアルタイムな連携や一元化など、さまざまなデータの分析、活用によって「クロネコメンバーズ」で提供する各種機能の利便性を向上させた。

主な刷新のポイントは、受け取る荷物の情報を確認・管理できる「My 荷物一覧・荷物詳細」の機能拡充、受け取り荷物の情報を知らせる「各種通知」の機能拡充、曜日ごとに受け取り方法を事前に設定できる「Myカレンダーサービス」の機能拡充、会員情報の本人認証の迅速・簡便化の4点。

<「My 荷物一覧・荷物詳細」の機能拡充例>
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「My 荷物一覧・荷物詳細」機能の拡充では、利用者が荷物の依頼主名や品名、サイズなど、自分に届く荷物の詳細を一覧で確認できるようにしたほか、受け取り用バーコードを「荷物詳細画面」に表示したことで、コンビニエンスストアやPUDOステーションで荷物を受け取る際にバーコードを表示する手間を省いた。

また、荷物の発送や到着エリアに集配規制が発生している際の注意喚起や遅延情報ページへのリンクを「荷物詳細画面」に表示することで、利用者がコールセンターやホームページで確認する手間を軽減した。

<「各種通知」の機能拡充例>
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「各種通知」の機能拡充では、通知メールを文字のみのテキスト形式から画像やボタンに対応するHTML形式に変更し、配達予定、品名などの荷物情報や、受け取り方法の変更などの操作を視覚的にも使いやすくした。

また、コンビニエンスストアやPUDOステーションに届けられた荷物の受け取り忘れを防止するため、保管期限の1日前にリマインド通知する機能を追加。

そのほか、自宅の宅配ボックスへの配達を新たに 「納品完了通知」の対象に加えたことで、不在連絡票が手元になくても荷物を届けた宅配ボックスの番号と暗証番号を確認できるようにした。

<「Myカレンダーサービス」の機能拡充>
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「Myカレンダーサービス」の機能拡充では、受け取り場所の選択肢として従来の自宅と店舗(コンビニエンスストアなどの取扱店、PUDOステーション、ヤマト運輸直営店)の2つに加え、自宅の宅配ボックスを追加。宅配ボックス指定の荷物は、ドライバーがインターホンを鳴らさずに宅配ボックスに配達する。

<本人認証に電話番号での認証を追加>
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会員情報の本人認証の迅速・簡便化では、クロネコメンバーズに登録する際の本人認証について、従来は自宅へのネコポスの配達による住所確認のみだったところ、電話番号での認証を新たに追加し、SMSや音声での認証によって即時の認証を可能にした。これにより、本人認証が必要な「受け取り場所変更」「各種通知」「My カレンダーサービス」の利用をスピーディーに開始することが可能になった。

ヤマト運輸では、今後も顧客のライフスタイルや多様なニーズに対応した受け取り機能のさらなる拡充にくわえ、荷物を発送する顧客の多様なニーズにも応えるため、YDPを活用し、さらなるユーザビリティの向上を目指すとしている。

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