国土交通省は3月25日、従来の供用区間に加えて、新たに計画中・事業中の道路を重要物流道路に追加指定すると発表した。
2018年の道路法改正により、全国的な貨物輸送網の形成を図ることを目的として、貨物積載車両の能率的な運行の確保を図る必要がある道路を国土交通大臣が重要物流道路として指定する制度が創設され、これまでに「供用区間」を指定してきた。
今回、重要物流道路の機能強化を計画的に進めるため、各地域で策定された新広域道路交通計画を踏まえ、新たに「候補路線」「計画区間」「事業区間」を指定する。
国土交通省では、物流のさらなる円滑化等を図るため、物流の観点から重要な道路を「重要物流道路」として国土交通大臣が指定し、機能強化を推進している。
重要物流道路に指定されると、道路構造の基準を国際海上コンテナ車対応に引上げたり、構造上支障のない区間で国際海上コンテナ車の特車許可が不要になるなどの効果が得られる。
■指定区間の詳細は下記ホームページで確認
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/butsuryu/Top03-02-03.htm