三井倉庫ホールディングス(HD)は4月5日、経済産業省のDX(デジタルトランスフォーメーション)認定制度に基づく「DX認定事業者」に選定されたと発表した。
<「DX認定制度」のロゴ>
「DX認定制度」は、「情報処理の促進に関する法律」に基づく制度。デジタル技術による社会変革を踏まえ、経営者に求められる対応をまとめた「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項の対応を行い、DX推進の準備が整っていると認められる事業者が認定される。
三井倉庫HDは今回、持続的な企業価値向上を目的に経営者に求められる実践すべき事柄を定めた「デジタルガバナンス・コード」の項目の認定基準を満たしていることと、ステークホルダーへの適切な情報開示が行われていることなどが評価され認定を取得した。
三井倉庫グループでは、物流を通じた経済、社会、環境価値の実現で3つのマテリアリティ(重要課題)を特定。そのうちの1つの協創を通じた持続可能で強靱(きょうじん)な物流サービスの提供のKPI(重要評価指数)として、「デジタルトランスフォーメーション推進」を掲げている。
また、2021年11月には、SCM情報のデジタル化・見える化を通じた社会的価値の創出を目指し「三井倉庫グループDX戦略」を策定した。
同社では、今後も社会インフラの物流を支える企業として、多様化する世の中に対し新たな価値を創出していくとしている。