NX総合研究所は4月28日、2022年3月調査の「企業物流短期動向調査」を公表した。
それによると、国内向け出荷量の動向では、2022年1~3月実績(見込み)の『荷動き指数』はプラス3。前期(2021年10~12月)実績より9ポイント低下。2022年4~6月見通しの『荷動き指数』はプラス7。当期から4ポイント上昇する見込み、としている。
『荷動き指数』の推移では、2020年4~6月実績では、コロナ・ショックの影響を大きく受け大幅に低下。リーマン・ショック後の2009年1~3月実績(△75)、4~6月実績(△69)に次ぐ低水準に。
7~9月実績で上昇に転換。以降、大幅な上昇が続き、2021年4~6月実績ではプラス16と、2018年10~12月実績以来2年半ぶりにプラスへ浮上。7~9月実績で10ポイント低下も、10~12月実績では再び上昇。
2022年1~3月実績では、まん延防止等重点措置の実施の影響などにより再び低下。4~6月見通しでは上昇に転じる見込みながら、ウクライナ紛争の影響で下振れする可能性もあるとしている。