NX総合研究所は10月31日、「企業物流短期動向調査」の9月調査結果を発表した。
それによると、2024年7~9月実績(見込み)の「荷動き指数」はマイナス15。前期(2024年4~6月)実績より3ポイント低下した。2024年10~12月見通しの「荷動き指数」はマイナス7。当期から8ポイント上昇する見込み。
「荷動き指数」の推移において、2020年4~6月実績では、コロナ・ショックの影響により大幅に低下。リーマン・ショック後の2009年1~3月実績(マイナス75)、4~6月実績(マイナス69)に次ぐ低水準に。
7~9月実績で上昇に転換。以降、大幅な上昇が続き、2021年4~6月実績ではプラス16と、2018年10~12月実績以来2年半ぶりにプラスへ浮上。7~9月実績で10 ポイント低下も、10~12月実績では再び上昇。
2022年1~3月実績では、まん延防止等重点措置の実施の影響などにより再び低下。4~6月実績ではさらに低下し、2021年1~3月実績以来のマイナスとなり、以降水面下の推移が続く。また、2023年1~3月実績以降は7期連続で2桁のマイナスと低迷。2024年10~12月見通しでは上昇の見込みながら、下振れの可能性も。
NX総研/2024年度は国内貨物輸送量1.0%減の予測 3年連続減少に