NX総合研究所は7月31日、「企業物流短期動向調査」の6月調査結果を発表した。
それによると、国内向け出荷量の動向は、4~6月実績(見込み)の荷動き指数はマイナス13。前期(1~3月)実績より1ポイント低下した。2023年7~9月見通しの荷動き指数はマイナス6と、今期から7ポイント上昇する見込み。
2020年4~6月実績では、コロナ・ショックの影響により大幅に低下。リーマン・ショック後の2009年1~3月実績、4~6月実績に次ぐ低水準となった。7~9月実績で上昇に転換。以降、大幅な上昇が続き、2021年4~6月実績ではプラス16と、2018年10~12月実績以来、2年半ぶりにプラスへ浮上。7~9月実績で10ポイント低下したが、10~12月実績では再び上昇した。
2022年1~3月実績では、まん延防止等重点措置の実施の影響などにより再び低下。4~6月実績ではさらに低下し、2021 年 1~3月実績以来のマイナスとなり、以降水面下の推移が続く。2023年1~3月実績、4~6月実績では2桁のマイナスと低迷。7~9月見通しでは上昇の見込みながら、下振れの可能性も大きいと予測している。
NX総研/1~3月荷動き指数マイナス17、4~6月見通しは上昇の見込み