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クボタ/茨城県つくばみらい市に大型物流施設、130億円投資

2022年05月20日/物流施設

クボタは5月19日、茨城県つくばみらい市の筑波工場隣接地に大型物流施設を建設すると発表した。

<新物流施設の完成イメージ>
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新物流施設は地上4階建て延床面積5万3000m2で、建物と設備に合計130億円を投じて建設する。12月の着工、2024年4月の稼働開始を予定している。

新物流施設には、筑波工場の敷地内に立地している既存施設「東日本部品センター」(延床面積1万5700m2)が担う東日本エリアと海外向けの補修部品供給機能を移管するとともに、外部倉庫に分散している補修部品の在庫も集約。床面積の拡大に加え、機能移管を終えたあとの東日本部品センターも保管倉庫として活用し、在庫保管能力を引き上げる。

また、入出荷業務を新物流施設を中心に再編するとともに、施設内の作業を将来的な出荷作業の増加に備えて量変動に対応しやすい体制とし、シンプルで効率的なオペレーションの構築に取り組むことで、在庫保管能力の増強と合わせて、より多くのユーザーにタイムリーな補修部品供給を実現し、顧客満足度の向上を図る。

そのほか、施設の屋根全面に太陽光発電設備を設置する予定で、発電した電力は自家消費や他拠点での活用を検討。太陽光発電設備の導入と外部倉庫の集約によって倉庫間のトラック輸送を大幅に削減することで、年間900トンのCO2排出抑制を見込んでいる。

同社が製造する農業機械、建設機械、エンジンなどの産業機械では、ユーザーに高い稼働率で製品を利用してもらうため、タイムリーな補修部品の供給が欠かせない。また、製品寿命が長いことから生産終了機種の補修部品も長期間在庫・供給していくために十分な保管スペースの確保が必要となっており、今後もさらなる事業拡大が予想されることから、新物流施設の建設で保管・出荷能力を高める。

■「東日本部品センター」概要
建設地:茨城県つくばみらい市(筑波工場隣接地)
延床面積:5万3000m2(中二階を含む4階建て)
投資額:130億円(建物と設備の合計)
着工:2022年12月(予定)
稼働時期:2024年4月(予定)

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