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かんぽ生命/三井物産と物流不動産等のAM事業で協業

2022年06月10日/SCM・経営

かんぽ生命保険は6月10日、三井物産と不動産等のアセットマネジメント事業で協業を開始すると発表した。

<事業スキーム図>
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両社は協業に向けて、共同出資による新会社を9月末をめどに設立する。

新会社設立時に、三井物産はアセットマネジメント事業子会社の三井物産リアルティ・マネジメント(MBRM)の発行済株式の51%を新会社(中間持株会社)に現物出資し、かんぽ生命は新会社の第三者割当増資を引き受ける。新会社への出資割合は三井物産が51%、かんぽ生命が49%の予定。

三井物産は、これまで100%出資で国内の不動産アセットマネジメント事業統括子会社である三井物産アセットマネジメント・ホールディングス(MAH)と、同社が傘下に持つ資産運用会社を通じて、オフィスビルや物流施設などの不動産アセットマネジメント事業を拡大してきた。

今回、かんぽ生命は、三井物産との資本・業務提携を通じて、MBRMが設立する私募不動産ファンドを中心に投資を実行し、将来的に資産規模数千億円を目指す。同ファンドは、かんぽ生命が重視する「Well-being向上」「地域と社会の発展」「環境保護への貢献」をテーマとする予定。

また、かんぽ生命は今回の資本・業務提携を契機に、三井物産との間でESG投資関連を含む新たな運用会社の共同での設立、既存の運用会社に対する共同出資等、さらなる協業戦略についても積極的に協議していくとしている。

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