三井物産は4月3日、子会社を通じ現在50%株式を保有する欧州タンクターミナル事業会社ITC Rubis Terminal Antwerp NV(ITC Rubis)の株式50%を追加取得し、完全子会社化することを欧州時間4月2日に決定し、株式取得契約を締結したと発表した。
ITC Rubis は、2008 年に三井物産とRubis Terminal Infra SAS(現Tepsa Infra SAS)それぞれが50%(取得対価約1万3500万ユーロ:約219億円)ずつ出資し、合弁会社として運営する液体化学品の貯蔵・荷役・物流事業会社。2010年に操業を開始し、欧州を代表する化学品物流拠点であるベルギー・アントワープの有利な立地を活かして事業を拡大し、現在は30万m3規模の貯蔵が可能だ。
同社では、ITC Rubis の完全子会社化により収益を倍増させ、タンクターミナルの更なる拡張をスピード感を持って積極的に進めるとしている。