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プロロジス/約3.5兆円でデューク・リアルティ社を買収

2022年06月16日/SCM・経営

米国のプロロジス(NYSE:PLD)は6月16日、デューク・リアルティ社(Duke Realty Corporation, NYSE:DRE)と、合併契約を締結したと発表した。

プロロジスが、260億ドル(約3兆4840億円)でデューク・リアルティ社の債務引き受け分を含む全株を取得し吸収合併する。両社の取締役会は全会一致で取引を承認した。

今回の取引により、プロロジスは、南カリフォルニア、ニュージャージー、南フロリダ、シカゴ、ダラス、アトランタを含む主要立地に質の高いポートフォリオを取得することになる。

所有・運営ベースの取得資産は、「19の主要物流適地に、延床面積約1421万m2の運営中施設、「延床面積約102万m2の開発中施設 : 投資額、約16億ドル(約2144億円)」、「延床面積約195万m2の物流施設を開発可能な1228エーカー(約497万m2)の用地」となる。

プロロジスは、デューク・リアルリティ社の資産のうち94%を所有し続け、一つのマーケットからは撤退する予定である。

プロロジスのハミード R. モガダム会長兼CEOは、「デューク・リアルティ社は過去10年に渡ってリポジショニング戦略を展開し、米国の将来性がある立地に優れたポートフォリオを築き上げた。プロロジスは多様な方法でカスタマーに価値を提供しており、物流スペースにおける確かな実績は、デューク・リアルリティ社のポートフォリオをさらに強固なものにするでしょう」と述べた。

なお、合意した契約に基づき、デューク・リアルティ社の株主は、同社の株1株当たり、プロロジス株を0.475株取得する。取引は、プロロジスおよびデューク・リアルティ社の株主の承認と慣習的な取引条件に基づいて行われ、2022年第4四半期(10-12月)に完了する予定である。

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