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アマゾン/全国18か所に配送拠点を新設、置き配、翌日配送も可能

2022年07月26日/物流施設

アマゾンは7月27日、日本全国18か所に、アマゾンの配送拠点である、デリバリーステーションを開設すると発表した。

<2022年に開設する18拠点の名称(仮称)と開設予定月>
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これらのデリバリーステーションの開設により、全国の顧客は数百万点の商品を翌日に受け取ることが可能になる。また、新たに、青森県、岩手県、長野県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、熊本県、沖縄県の顧客に「置き配指定サービス」が利用できるとともに、アマゾン独自の配送により700万点以上の商品の翌日配送が可能となる。

アマゾンのデリバリーステーションでは、様々な経験、性別、年齢、民族的背景を持っている5000人以上の人々に、多様でやりがいのある働く機会を創出する予定だ。職種は、拠点の安全衛生、ステーションマネージャー、シフトアシスタント、ラーニングコーディネーター、ドライバーマネージャー、Amazon Flex の配送パートナーなど多岐に渡り、互いに協力しながら顧客に商品を届けている。

アマゾンジャパンのアヴァニシュ ナライン シング アマゾンロジスティクス ディレクターは「顧客のより近くで、信頼性が高く、安全で迅速かつ効率的な配送を提供する取り組みの一環として、日本国内に18か所のデリバリーステーションを立ち上げることができ、大変嬉しく思っている。これらのデリバリーステーションの開設により、5000人以上の人々に多様な働く機会を創出し、Amazon Flex の配送ドライバーとして数千人へ、柔軟に働く機会を創出する予定だ。北は青森、南は沖縄まで、700万点以上の商品を翌日に届けることが可能になり、日本における買い物体験の新時代を切り拓いていく。今回のデリバリーステーションの開設は、より多くの顧客に「置き配指定サービス」を利用してもらうことができ、顧客の利便性を高めるとともに、ドライバーの再配達を減らすことにもつながる」とその意義を語っている。

なお、「置き配指定サービス」は、安全かつ非接触のサービスであることに加え、顧客が商品の受取に立ち会う必要がない。アマゾンで買い物をする際に、宅配ボックス、ガスメーターボックス、車庫、自転車かご、玄関先など、好きな場所を選択することができる。また、再配達の手間が省けるため、CO2排出量の削減につながり、環境に配慮した配送サービス。

<デリバリーセンターの様子>
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また、アマゾンのデリバリーステーションは、注文のあった商品を全国のフルフィルメントセンターなどから集約し、周辺地域の顧客の玄関先まで届ける アマゾンのラスト・マイル・デリバリーの起点となる場所。今回の18拠点の新設により、アマゾンは日本国内で45拠点以上のデリバリーステーションを展開することとなる。

さらに、Amazon Flex とは、デリバリーパートナー(ドライバー)が決められたシフトではなく、ドライバー自身が、自由な時間を自ら選択して働くことができる革新的な配送プログラムで、日本では2019年にサービスを開始した。報酬は、時間単位や配送単位ではなく、配達ブロック単位で支払われるため、ドライバーにとって働きやすい仕組み。

透明性と確実性を保つため、デリバリーパートナーには前もって支払われる金額が分かるようになっている。20歳以上で、黒ナンバーを取得した軽トラックや軽バンなどの軽貨物自動車を所有し、貨物軽自動車運送事業者として各運輸局に登録されていること、必要な保険に加入していることなど、登録時に所定の条件を満たしていれば、だれでも応募することができる。東京、大阪、千葉、埼玉、神奈川など日本各地で、すでに数千人のデリバリーパートナーが配達を行っている。

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