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+A/センコーの物流センターに2段式t-Sortを提供

2022年07月28日/IT・機器

月額定額制の物流ロボティクスサービス「RaaS(Robotics as a Service)」を展開するプラスオートメーションは7月28日、センコーの印西第2ロジスティクスセンター(千葉県印西市)に、2段式走行レーンを活用した可搬重量 5kgの仕分けロボット「t-Sort sd5」の導入を完了したと発表した。

<2段式の走行レーンを活用したt-Sortによるピッキングシステム>
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同センターでは、スポーツメーカーであるデサントジャパンのゴルフウェア・ゴルフ用品の店舗別出荷の工程を人の手によるオーダーピッキング(摘み取り)で処理していたが、2段式t-Sortの導入によりトータルピッキングと仕分け(種まき)に変更することで、大幅な生産性向上と省人化を実現した。

今回導入したt-Sortの最大の特徴は、走行レーンを鋼製の2段式としたこと。これにより、使用面積264m2で212間口の設置が可能となり、仕分けの効率化を実現した。

また、上段と下段は完全に分割された2系統での運用となっており、作業進捗にあわせて使い分けが可能。例えば、上段を出荷向け、下段を返品向けに活用するなど、異なる業務を同時に実施でき、今後の工夫によってさらなる高効率化も可能な構成となっている。

ロボットは上下段合わせて40台、3200投入/時の処理能力を有しており、繁忙期にはロボット台数を一時的に増大するなどRaaSのメリットを活用することで、さらなる処理能力アップにも対応が可能となっている。

印西第2ロジスティクスセンターでのt-Sort導入について、センコー ロジスティクス営業本部ファッション物流営業部の石川係長は、「プラスオートメーションが提供するRaaSの最大の魅力は拡張性とスピード感。当初はプラスチックパレットを用いた走行レーンでロボットも半数の20台からスモールスタートしたが、初回の提案から導入完了までわずか2か月、設置から稼働開始までわずか数日という速度には本当に驚いた。導入後は2段式へのバージョンアップもスムーズで、その間のサービスもすべてが月額定額制に含まれていた。3PLの営業としては、RaaSは月額定額制であることに加え契約期間も柔軟で、荷主に対しても『まず試してみましょうよ』という提案が可能で、扱いやすい。ハード不調時は該当ロボットを取り除くことで運用を即再開できるため、BCP対策としても優秀で、止まらない物流に対応している」とコメント。

また、センコー 印西支店 印西第2ロジスティクスセンターの峰センター長は、「従来、人の手によるオーダーピッキングを起因としたオペレーションミスが散見されていたが、t-Sortを導入しオペレーションが安定して以降はミスがゼロになった。また、それまで30~40名の作業者が夜間帯まで作業していたが、t-Sort導入後は日中帯でほぼ作業が完了している。あっという間に導入された、まさに救世主的なソリューションだ」と導入効果を語っている。

<t-Sort 導入事例 センコー印西支店>

プラスオートメーションとセンコーは、千葉県流山市でもt-Sortの活用に取り組んでおり、今後t-Sort以外にもさまざまなソリューションの活用・改善を通じて、パートナーシップをさらに強化していくとしている。

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