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CRE/愛知県一宮市に6万m2の物流施設着工、広域物流拠点に

2022年08月01日/物流施設

シーアールイーは8月1日、愛知県一宮市で開発を進める大型物流施設「ロジスクエア一宮」を着工したと発表した。竣工は2023年9月末の予定。

<完成イメージ>
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<位置図>
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「ロジスクエア一宮」の開発予定地は、地方主要道路である西尾張中央道に隣接し、東海北陸自動車道「一宮稲沢北」ICから0.5km、「一宮西」ICから3.8km に立地。隣接する「一宮」ジャンクションは、東西の大動脈の一つである名神高速道路と、東海地方と北陸地方をつなぐ東海北陸自動車道の結節点であり、2021年3月に東海北陸自動車道の「一宮稲沢北」ICが開通したことで地の利が増し、東西・南北の交通の要衝として重要性が更に高まっている。同開発予定地は、こうした道路ネットワークの活用により、大消費地である名古屋市内への配送はもちろん、広域物流拠点立地としても優位性を備えている。

一宮市は愛知県の北西部に位置し、人口38万1000人超、世帯数約16万5000世帯(2022年7月7日時点)で、鉄道・高速道路の利便性の高さから、名古屋市のベッドタウンとして都市開発が進んでいる。2005年4月に隣接する尾西市と葉栗郡木曽川町を編入したことで人口が拡大し、2021年4月から愛知県の中核市に移行していることからも、雇用確保の観点において優位性を備えていると想定される。

「ロジスクエア一宮」は、地上4階建て、延床面積6万641.34m2の物流施設。3階へ大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイを設け、トラックバースを1階及び3階に備える最大4テナントへの分割賃貸が可能なマルチテナント型の施設だ。最上階には、入居テナントが利用できるカフェテリアを配置し、雇用促進、職場環境の向上に寄与する計画となっている。

倉庫部分の基本スペックとしては、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は 1.5t/m2(2.5tフォークリフト対応可)、有効高さは5.5m以上(一部除く)、照度は平均300ルクスを確保する計画。

昇降設備は、荷物用エレベーター(積載荷重4.1t)8基、垂直搬送機3基を実装し、将来対応としては、荷物用エレベーターや垂直搬送機の増設、事務室の増設、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場の確保等、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様とする計画だ。

環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用し、環境や省エネルギーに配慮した施設計画とし、BELS評価、CASBEE-建築(新築)、ZEB認証を取得予定。

また、太陽光発電システムを導入して自家消費すると共に、エンバイオC・エナジーから再生可能エネルギーを調達することにより、使用電力を全て100%グリーン電力とする計画。 また、発電した電力の一部を施設内に蓄電し、停電時に非常用電力として使用できる蓄電池システムの導入を検討しており、入居テナントのBCP(事業継続計画)策定の一助とする。

■開発プロジェクト概要
施設名称:ロジスクエア一宮
所 在 地:愛知県一宮市萩原町東宮重字江北、大和町北高井字番上
敷地面積:2万7863.83m2(8428.80坪)
用途地域:なし(市街化調整区域)
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 地上4階建て
延ベ面積:6万641.34m2(1万8344.00坪)(予定)
着工:2022年8月1日
竣工:2023年9月30日(予定)
設計施工:塩浜工業

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