郵船ロジスティクスは8月25日、千葉県山武郡芝山町に成田第2ロジスティクスセンターを開設、来春には同施設内の医薬品専用ターミナルでの取り扱いを開始すると発表した。
<成田第2ロジスティクスセンター外観>
同施設は成田国際空港から車で10分の場所に位置し、一般航空貨物や保冷貨物などさまざまな温度帯の貨物取り扱いが可能。AEO(認定事業者制度)届出保税蔵置場として登録を予定しているほか、BCP対策として非常時でも電源が確保できる体制を整えている。また、顧客の貨物を安全に管理するため、TAPAが認定する最も高い保安基準である、CLASS-Aの取得を目指している。
<作業の様子>
また、2023年4月には、同センター内にGDP(医療・医薬品の物流に関する品質基準)に準拠した医薬品専用のターミナルをオープン。グローバルでGDPネットワークの拡大に向けて取り組み、GDP認証・準拠体制は世界27の国と地域、計48拠点となる予定。
同施設では、電源を使用せず保冷・蓄熱材によって温度管理の品質を保つ、最新のパッシブコンテナへの梱包を行うほか、CEIV Pharma認証の適用範囲拡大を目指し、高度なグローバル品質基準で顧客にテーラーメイドの物流サービスを提供する。
同社は今後も、顧客のさまざまなニーズに合わせたサプライチェーン・ロジスティクスサービスを提供していくとしている。
■施設概要
名称:郵船ロジスティクス 成田第2ロジスティクスセンター
所在地:千葉県山武郡芝山町香山新田28-1
倉庫面積:3900m2
温調庫:冷凍庫 -20℃、冷蔵庫 +5℃、中温庫 +20℃
貨物搬入開始日:9月12日(一般航空貨物、保冷貨物)