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全清飲/清涼飲料業界、安定供給に向け物流課題改善へ本腰

2022年10月13日/SCM・経営

全国清涼飲料連合会(全清飲)は10月13日、清涼飲料業界におけるトラック輸送・運転者が現在、直面している状況や2024年問題を踏まえ、物流事業者の負担軽減などの物流改善に取り組むと発表した。

清涼飲料業界は、加工食品の中でも最大級の物量を全国に配送しており、輸送ルートも多岐にわたること、加えて災害時は生活のライフラインとして緊急配送も必要となるなどの特徴がある。

同業界では、この物流本課題を真摯に捉え、生活者にとって必要不可欠な清涼飲料水を、今後も安定的に取引先に配送するため、ドライバーの長時間労働につながる配送先での「長時間待機の削減」や「付帯作業の改善」に向け、関連業種などとともに、改善に向けて取り組み、物流DXの推進など具体的施策の検討を開始する。

また物流改善は、CO2排出抑制、省エネ化の観点からも非常に重要であることから、清涼飲料業界では輸送ルートの効率化や共同配送、モーダルシフトなどを進めているが、今後も同取り組みを推進していく。

全清飲は、「ライフスタイルの変化、宅配需要の増加などに伴う物量拡大への対応に加え、カーボンニュートラルや省エネへの取り組みなど、新たに生じる様々な物流課題への対応が、今後もますます重要になっていく」とし、今後、国交省や経産省など関係省庁や関連業界・団体と連携しながら、サステナブルな物流の仕組み作りに取り組んでいく。

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