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シェアード・モビリティ/配送用小型EVバイク実装へ、テスト運用

2022年10月14日/IT・機器

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折りたたみ電動バイクのシェアリングサービス「Shaero(シェアロ)」を運営するシェアード・モビリティ・ネットワークスは10月14日、様々な物流ニーズに対応可能な小型「デリバリートライク」の運用テストを開始したと発表した。

<ラストワンマイルにも活用できる「デリバリートライク」>
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Shaeroは、国内では唯一の折りたたみ電動バイクのシェアリングサービスで、都市部での数駅分の距離を効率的なルートで自在に移動できるエコなツールとして、昨年9月にサービスを開始、首都圏と沖縄エリアでサービスの拡大を行っている。

<コンパクトなサイズながら、1000Lの荷室を持つ>
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「デリバリートライク」は幅115cm、全長248cmとコンパクトなサイズながら、1000Lの荷室を持つ配送用の小型EV。車両登録はミニカーで、最大積載量は90kg、最高速度は45km/hと、ラストワンマイルの配送ニーズや、個人的な荷物の運搬のニーズなどに最適な車両となっている。満充電走行距離は60km(リチウムモデルで120km)。100円の電気代で約100km程度の走行が可能で、CO2の排出を抑え、物流分野での環境負荷低減に貢献できる。

Shaeroの運用テストは、配送用小型EV「デリバリートライク」を、同社が運営するシェアリングシステムに登録し、まずは車両の製造・販売を行う企業(アクセス)の拠点や、Shaeroの拠点で実施。今後、さらに協力会社と実証実験を行い、2023年初旬に正式リリースを目指す。

<法人向けの「デリバリーモード」を実装>
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また、Shaeroのアプリおよびシェアリングシステムには、法人向けの「デリバリーモード」を実装。法人顧客専用のステーションとして登録することで、一般のShaeroステーションや車両と分けて登録法人ごとに管理することが可能となった。さらに、折りたたみ電動バイクと同様、Shaeroアプリからレンタル・返却や電源のオン・オフができ、アプリを通じた車両の利用履歴管理や運用管理も可能となっている。

同社は、「Shaeroのシェアリング車両に、物流のラストワンマイルに最適な『デリバリートライク』が加わることで、様々なビジネスシーンでの移動や配送等に活用いただけるようになる」としている。

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