UPSジャパンは10月14日、成田~米国・アンカレッジ間で運航する飛行機をこれまでのB767-300からB747にアップグレードしたと発表した。
B747-400とB747-8の両機材を使用することで、輸送能力に柔軟性を持たせ、市場環境に関わらず安定した輸送サービスを提供し、日本企業の国際ビジネスの成長をサポート。B747-8の最大積載量は140トンで、従来の2倍以上の増強となる。
UPSジャパンの西原哲夫社長は「グローバルで繁忙期を迎えるこの時期に、輸送キャパシティ増強のニュースをお伝えすることができうれしく思っている。1年で最も忙しくなる時期に、顧客のニーズに応える準備ができた。また、UPSジャパンでは今年、北関東のサービス強化や東京の新木場集配センターの拡張・リニューアルなど、東日本での機能を強化してきた。その結果、より多くの貨物を扱い、より早く貨物を顧客のもとに届ける体制を作ることができた。今回、輸送キャパシティを増強したことで、東日本の顧客に、さらに良いサービスを提供できる。今後もネットワークやサービスを向上し、顧客のグローバル市場での成功に貢献していきたいと考えている」と述べている。
なお、2021年の繁忙期でのUPSのオンタイム配達率は96.9%で、コロナ禍によるサプライチェーンの混乱があったにも関わらず、3年連続で業界最高のパフォーマンスを達成した。今年も貨物量の増加に備え、米国内で10万人以上の季節従業員を雇用している。