日本郵船は10月19日、インドネシア国営石油・ガス関連企業のPT Pertamina(Persero)(プルタミナ社)の海運子会社であるPT Pertamina International Shipping（PIS社）に出資することに基本合意したと発表した。今後、出資契約を締結し今年中の出資を完了する予定。
＜調印式写真 左からMr.Salyadi Saputra：Director of Strategy, Portfolio＆New Ventures／PT Pertamina (Persero)、Mrs.Rahmi Amini：Director／PT Pertamina Pedeve Indonesia、Mr.Pahala Mansury: Deputy Minister／Ministry of State Owned Enterprises、日本郵船 西島裕司 執行役員、Mr.Yoki Firnandi：Chief Executive Officer／PT Pertamina International Shipping＞
プルタミナ社は、インドネシア共和国政府が株式を所有する国営の最大手石油・ガス関連企業。著しい経済成長に伴い、今後もエネルギー需要の継続的な増加が見込まれるインドネシアにおいて、キープレイヤーである同社海運子会社のPIS社とは、これまでもエネルギー輸送分野で船舶管理の協業を行ってきた。
今回、日本郵船が長年LNG（液化天然ガス）輸送を筆頭に、インドネシアのエネルギー輸送に貢献してきたことが高く評価され、PIS社への出資パートナーに選定された。
日本郵船は、本出資を通じPIS社と長期的な戦略的パートナーシップ契約を締結する予定で、原油・石油製品・LNG輸送、FSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)事業および今後カーボンニュートラル社会の実現に向けて需要が伸びることが予想されるCO2（二酸化炭素）の回収・貯留（CCS: Carbon Capture and Storage）事業など、幅広い事業で協業を行い、インドネシアの持続可能な経済発展に貢献していくとしている。
■各社概要
PT Pertamina(Persero)
本社：インドネシア ジャカルタ
https://www.pertamina.com/
PT Pertamina International Shipping
本社：インドネシア ジャカルタ
https://pertamina-pis.com/
