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名村造船所/18.2万トン型ばら積み運搬船・第7番船が竣工

2022年10月19日/IT・機器

名村造船所は10月19日、佐賀県の伊万里事業所で建造していたFAIR WIND NAVIGATION, S.A.向け、18万2000トン型ばら積み運搬船「CAPE CORMORANT」を引渡したと発表した。

同船は、H-CSR及びNOx排出3次規制適合の載貨重量18万2000トン型ばら積み運搬船の第7番船となる。

<18万2000トン型ばら積み運搬船「CAPE CORMORANT」>
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同船の主要寸法はフランスのダンケルク港へ入港可能な最大船型“DUNKIRK MAX”を志向、共通構造規則(CSR-BC&OT)を適用し船体構造強度の強化に努めると共に、バラストタンクの塗装性能基準(IMO PSPC-WBT規則)を適用し、バラストタンクの腐食防止に努めることにより、船舶の安全性を高めている。

船型改良のほか、同社独自開発の「Namura flow Control Fin(NCF)」および「フィン付き舵(Rudder Fin)」を装備し、さらに最新型の高効率プロペラを採用することで推進性能の向上を図り、電子制御式主機関の採用により燃費性能と経済性の向上を図っている。

また、主機関および主発電機関には、窒素酸化物(NOx)排出3次規制に適合した機種を採用し、さらにエア式船尾管シール装置を採用するなど、環境に配慮した構成となっている。このほか港湾内の汚水排出規制を考慮し、生活排水や雨水およびカーゴホールド洗浄水の船外排出を適切に管理するため、汚水等の貯蔵タンクや、バラスト水管理条約に適合したバラスト水処理装置を搭載。シップリサイクル条約で作成が要求される有害物質一覧表(インベントリ)に関する船級符号(IHM Inventory of Hazardous Materials)を取得している。

■主要目
全長:291.92m
幅(型):45.00m
夏期満載喫水(型):18.20m
総トン数:9万3719総トン
載貨重量:18万2109重量トン
主機関:MAN B&W 6G70ME-C9.5-EGRBP 1基
定員:23名
船級:日本海事協会(NK)
船籍:リベリア

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