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日本パープル/物品保管サービス担う新倉庫、千葉県野田市で稼働

2022年10月31日/物流施設

日本パープルは10月31日、千葉県野田市に今夏竣工した新倉庫が、11月から本格稼働すると発表した。

<新倉庫外観>
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同社は、新倉庫の稼働を旧倉庫群に加えることで、従来の保管能力を約3倍に拡大させ、顧客らの年々増加する保管物の物流量に応える体制を整えた。今後、法人向け物品保管「Stock MAMORU(ストックマモル)」、個人向け宅配トランクルーム「AZUKEL(アズケル)」の中核を担う新拠点として活用していく。

新倉庫では主に、1.最適な空調設計、2.安全確保とBCP対策、3.最新撮影設備、4.人が働きやすい機能とデザインの、4つの取り組みから倉庫DXを具現化。質と量の両面から物流を効率化し、顧客のより多様なニーズへ、より迅速にご対応することを目指した。

<全倉庫内の温度・湿度を最適数値に>
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このうち、1.最適な空調設計では、全倉庫内で常時、温度・湿度を最適数値に保持。扱いに繊細さを要求されるパソコン機器、皮革製品や美術品を含む幅広いカテゴリーに対応した。

<撮影設備を拡充>
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また、3.最新撮影設備では、保管サービスの特長であるWEB管理を可能とする撮影設備を拡充。LED照明、スタジオレール機材、乱反射を防ぐ特殊塗装壁から画像編集専用ソフトウェアまでを完備した。

近年、企業においてはコロナ禍でのオフィス移転やレイアウト変更の影響による什器備品、個人においてはモートワーク環境整備やミニマル志向による住宅家具など、保管ニーズの高まりに伴い、同社では、収納量の増加、及び多種多様な保管物に対応する収納が急務となっていた。

日本パープルでは「あなたの大切なものをまもり続けます」という価値観に徹底的にこだわった新倉庫で、さらなる物流効率向上と、より持続可能なオペレーションと顧客満足へ貢献できるよう、サービスを進化させていくとしている。

■新倉庫概要
所在地:千葉県野田市
延床面積:7295m2
外部仕上げ:高断熱仕様(二重折板断熱屋根、耐火ヴァンド壁)、太陽光パネル屋根
床仕上げ:床下断熱・防湿材、対浸水プラットフォーム(1.4m底上げ)
倉庫エリア:全館空調、26°C以下/湿度60%以下館空調、26°C以下/湿度60%以下
入退室エリア:顔認証、全方位カメラ
撮影エリア:LED照明、スタジオレール機材、特殊塗装、外光除けシャッター
新倉庫保管アイテム:大型家具、精密機器、アパレル製品、美術品、文書、パソコン類ほか

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