海運3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)で組織するOcean Network Express Pte. Ltd.(ONE社)は11月2日、今年8月4日(米国時間)、Atlas Corp.社の主要株主2者、及び Atlas社の会長とコンソーシアムを組成のうえ、Atlas社に対し、コンソーシアム以外の株主が保有する同社の発行済普通株式の取得を共同で提案し、このほどAtlas社取締役によって構成される特別委員会の同意を得、コンソーシアムとAtlas社の間で、同社普通株式取得のための合意に至ったと発表した。
これにより、Atlas社の発行済み普通株式の約68%を保有するコンソーシアムは、ニューヨーク証券取引所上場で流通するAtlas社普通株式の内、コンソーシアムメンバーが保有する部分等を除いた全てを、今年8月4日の終値比に34%のプレミアムを付した一株あたり15.50米ドルで現金で取得する。同取引は、Atlas社少数株主の多数合意、及び法令に従った当局承認等を条件として23年6月までに完了する予定。
なお詳細は精査中だが、現行の取得スキームを前提とした、同件株式取得実現後の同社業績への影響は軽微と考えられる。