オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)ジャパンは7月から、内航船を使用した地方港への内貨貨物の海上転送新サービス(ONE GREEN BELT)を開始した。
新サービスは、国際海上輸送で京浜港・阪神港へ荷揚げされた輸入コンテナを、ONEジャパンが内航船への接続手配を行い、最終仕向地の最寄り地方港まで輸送するというもの。
長距離陸上輸送から内航船へのモーダルシフトを図ることで、物流2024年問題への対応だけでなくCO2排出量削減や、主要港ゲート周辺の混雑回避などに貢献できるとの狙いがある。
まずは京浜港から東北・北関東エリアの仙台、小名浜、常陸那珂CYへの輸送からスタートし、今後、対応できる港湾を九州、四国など西日本へも順次拡大していく予定。
利用に際して貿易条件や契約形態を変更する必要がなく、従来のような船社BLの荷渡地変更手続きも不要なため、輸入者側の責任範囲で地方港の利用ができるようになる。
追加料金は別途必要。また引受対象貨物は、非危険品のドライコンテナ貨物のみ。