ORBCOMM(オーブコム)は11月15日、原材料や燃料を輸送する大型バルク船の貨物オペレーションに特化した日本の貨物輸送業者であるアイカイ物流が同社のコンテナシャーシフリート向けに業界最先端のソーラー発電資産管理ソリューションを選択したと発表した。
<ソーラー発電資産管理ソリューションを採用したアイカイ物流の車両>
愛知県海部郡に拠点を置くアイカイ物流は、ORBCOMMのIoTソリューションを使用して、同社のフリートの運用効率とサービスレベルの向上、および作業の生産性の最適化を図っている。
ORBCOMM のソリューションは、高感度ソーラーパネルと長寿命バッテリー、充電機能を備えており、アイカイ物流はトラクターから切り離されると電源のないコンテナシャーシも継続的に追跡・管理できるようになった。
ORBCOMMの高度なソリューションにより、アイカイ物流はシャーシが輸送中、配送センター、コンテナターミナルにあるかに関わらず、現状およびスケジュールされた更新ステータスにアクセスでき、資産がどこにあるのかを常にリアルタイムで把握することができるようになった。
アイカイ物流は、ORBCOMMプラットフォームを通じて、走行履歴、走行距離、メンテナンス要件、点検スケジュールなど、シャーシの稼働状況に関する詳細を組織内の複数のユーザーと共有し、稼働率、ターンタイム、安全性およびコンプライアンスの向上とそのコスト削減を実現することが可能。
また、ORBCOMMのデバイスは10分程度でシャーシに取り付けられるため、アイカイ物流では業務の中断を最小限に抑え、迅速かつ効率的に導入することができた。
ORBCOMM ジャパンのシャルマ スニール社長は、「アイカイ物流に、我々の最先端のシャーシ管理ソリューションを提供し、同社のフリートの効率、生産性、パフォーマンスを向上させることができることを嬉しく思っている。私たちは、コンテナシャシーオペレーションの標準を確立し、サプライチェーン全体を最大限に可視化するために、今後何年にもわたってアイカイ物流と協力していくことを期待している」と述べている。
アイカイ物流の植村敬子取締役は、「ORBCOMMの IoTソリューションは、当社の貨物輸送業務に不可欠なものとなっており、当社のシャーシフリートの位置と状態に関する貴重なデータと深い知見をシームレスに提供し、より多くの情報に基づいたビジネス上の意思決定ができるようになった。ORBCOMMとのパートナーシップと、信頼性と実績があり費用対効果に優れた同社のシャーシ管理ソリューションを当社の全車両に導入することで達成した収益上のメリットに非常に満足している」と話した。