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三菱ふそう/G20バリ・サミットEV展示会で電気小型トラック披露

2022年11月16日/IT・機器

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は11月16日、インドネシアのFUSO正規代理店である PT Krama Yudha Tiga Berlian Motors(KTB社)がインドネシア運輸省主催の「Battery-Based Electric Motor Vehicle Exhibition (バッテリー式電気自動車展示会)」に電気小型トラック「eCanter」を出展したと発表した。

<G20 サミットの「Battery-Based Electric Motor Vehicle Exhibition (バッテリー式電気自動車展示会)」にて展示された電気小型トラック「eCanter」>
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バリ島で行われているG20サミット(主要20カ国・地域首脳会議首脳会合)の一環として企画されたこの展示会は、11月12日から16日まで開催された。

インドネシア政府は現在、国家成長戦略の主要分野の一つとしてグリーン・イニシアティブに注力しており、2022年のG20サミット議長国としての方針のなかで「持続可能なエネルギーへの移行」を3本柱の一つとして位置づけている。

今回のG20サミットの開催に合わせて設置された展示は、この持続可能な未来のモビリティ・ソリューションへのコミットメントを示すことを目的としている。これらの国家レベルの二酸化炭素排出量削減への関心を背景に、インドネシアの産業界も電気自動車の導入へ一歩踏み出している。

KTB社は、2022年9月から10月にかけて、現地大手物流輸送会社である PT. Trimitra Trans Persada(B-Log 社)のもとで「eCanter」の実証実験を実施した。インドネシア国内40都市で3000台の車両を運用するB-Log 社は、国際空港が位置するジャカルタのタンゲラン地区などで都市部での「eCanter」の実用性を検証するべく、日常の配送業務に試験的に導入した。

ジャカルタでの取り組みは7月にバリ島のデンパサールで行った試乗会に続くもので、今後数年以内にインドネシア市場に電気小型トラックを導入するための準備の一環として行われた。

KTB 社とMFTBCはこれらの試験を通じて、顧客の利用パターン、潜在的な課題などを把握するとともに、市場特有のニーズを反映した製品開発を行う。また、「eCanter」はインドネシアで日常的な環境下で走行実験を行う唯一の電気トラックであり、ドライバーを含めた顧客が新しい技術にふれる機会でもある。MFTBCとKTB社は、インドネシアの顧客や様々な業界のパートナー企業と共に、持続可能なモビリティの推進を目指す。

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