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NX総研/ランダム通知機能の追加で高度なワークサンプリング

2022年11月16日/IT・機器

NX総合研究所は11月16日、倉庫内の作業時間を簡単にデータ化・分析できるサービス「ろじたん」に、高度なワークサンプリングを実現する「ランダム通知機能」を2022年11月15日より追加提供すると発表した。

<ランダム通知機能のイメージ図>
20221116nx1 520x140 - NX総研/ランダム通知機能の追加で高度なワークサンプリング

ろじたんは、スマートフォンで作業時間を計測するために、2つの計測モードを用意している。ひとつは、スマートフォンから一定の時間間隔ごとに通知されるタイミングで、自分の行っている作業を入力する「一定間隔」、もうひとつは、作業者が作業を開始するタイミングで入力する「開始指定」。

「一定間隔」は、スマートフォンからの通知のタイミングを10分、15分、20分といった、あらかじめ決まった時間間隔に設定をするため、決まった時刻に必ず通知されることになる。そのため、作業のサイクルタイムによっては、通知のタイミングが毎回同じ作業となってしまい、計測データに偏りが生じてしまう現場があった。「一定間隔」の計測における通知タイミングをランダムにすることで、サイクルタイムによる作業記録の偏りを排除し、高度かつ精度の高いワークサンプリングを実現することが可能となった。

<ランダム通知機能 ON スマホ設定画面>
20221116nx2 - NX総研/ランダム通知機能の追加で高度なワークサンプリング

<計測データ表示画面>
20221116nx3 - NX総研/ランダム通知機能の追加で高度なワークサンプリング

「一定間隔」の計測方式を選択した際にランダム通知機能をONにすることで、指定した計測間隔に該当する時刻の中から、ランダムに通知時刻を抽選する。例えば、15分間隔の計測で10:00~10:15の作業を計測する場合、これまでは10:00に通知があり、入力した作業は10:00 ~ 10:15 の作業として記録された。ランダム通知機能では、10:00~10:14 までの1分刻みの15個の時刻からランダム抽選が行われ、抽選された時刻の通知タイミングで入力した作業が10:00~10:15の作業として登録される。

観測者による高度なワークサンプリングでは、計測時刻を乱数表で決定して計測することが行われており、ランダム通知機能を活用することで、観測者によるワークサンプリングのような高度な作業実績データを、作業者自身(セルフ型)で取得することが可能となる。

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