NEXCO中日本は11月16日、中央自動車道上り線「大月IC~八王子JCT」間で、AIによる交通渋滞予測の実証実験を11月19日から開始すると発表した。
AIによる新しい渋滞予測では、同社が保有する高速道路ビックデータ(過去の交通量、速度、渋滞や降雨量など)と、当日の交通量や降水量との関係性から、中央道上り線(東京方面)大月ICから八王子JCTの所要時間を予測する。
新しい渋滞予測では、過去の渋滞実績の重ね合わせで予測していた従来の手法と異なり、当日の交通量や降雨量を用いて所要時間を予測するため、より高い精度での予測が可能になる。所要時間の予測結果は、毎正時に4時間後までの結果をWEBサイト「中央道 渋滞減らし隊」で提供する。
なお、予測には事故などの交通障害を反映できないため、事故が発生した場合は渋滞予測の更新を中止し、事故状況を知らせる。
NEXCO中日本は、今回の実証実験を踏まえて検証を行い、予測精度のさらなる向上と交通需要の偏在の解消を目指すとしている。
■WEBサイト「中央道 渋滞減らし隊」
https://predict.traveltime.jp/chuo-herashitai-kobotoke/