イタリアに本社を持つ多国籍企業で工場内物流ソリューションを提供するE80グループは12月7日、丸の内北口ビル（東京都千代田区）内に「東京事業所」を開設したと発表した。
＜E80グループが提供するイントラロジスティクス・ソリューション＞
E80グループは、すでに日本で自動統合システム、自動倉庫、ロボットシステム、ソフトウェア、LGV（レーザー誘導自動搬送車）を納入している。
千代田区の中心地に新オフィスを開設することで、既存および将来のカスタマーをフォローし、さらに組織的なアフターサービスも提供することで、地域企業へのサービスレベルの向上を図る。
＜LGV自動搬送車両＞
E80グループは1990年代前半に設立。統合ソリューションのグローバル展開によって2021年の売上高は3億2300万ユーロ（460億円）に達している。
日本以外の拠点は、イタリア、ブラジル、チリ、アラブ首長国連邦、フランス、メキシコ、スペイン、スウェーデン、英国、ポーランド、ロシア、米国、タイ、オーストラリアに所在。
日本市場向けの工場内物流ソリューションの分野は、食品製造、飲料製造、製紙、製薬で、さらに製造工場から配送センターまでの過程で統合的な自動化ソリューションを必要とするすべての産業が含まれる。
これまでにE80グループは、世界中で350以上のスマートファクトリー、2500のロボティックシステム、6500のAGV／LGVを納入、設置している。また2016年以降だけでも40以上の高密度自動倉庫を手掛けている。
特にアジア太平洋地域では、日本、タイ、ベトナム、中国、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランドで数百のシステムが既に納入されている。
