貿易情報の連携プラットフォーム「TradeWaltz」を運営するトレードワルツは12月12日、中小物流企業向け案件管理サービス「Beyond TheBook」を運営するフォーカスシステムズと、2022年7月26日発表の協業が進展し、同日より「Beyond TheBook」が「TradeWaltz」と繋がる「Beyond TheBook」Premiumプランの提供を開始したことを発表した。
<「Beyond TheBook」Premiumプランの提供を開始>
同プラン最大の特長は、「Beyond TheBook」の誰でも使えるシンプルなUI環境を保持したまま「TradeWaltz」を利用でき、物流企業・荷主のみならず産業を横断した貿易情報連携が可能になる点。まずは輸入業務領域より提供を開始し、2023年春以降には輸出業務領域にも機能を拡張する大型アップデートを予定している。
「Beyond TheBook」は、主に物流企業向けのサービスだが、同プランでは、対象ユーザー領域を中小フォワーダーから中小荷主にも広げている。フォワーダー実務に加え、荷主側の複雑かつ煩雑な一連の貿易実務も、よりシンプルにマネジメントできるようになり、両者に劇的な実務環境改善を提供する。
同プランで使える「TradeWaltz」機能としては、フォワーダーは「TradeWaltz」取引のアサイン管理、荷主は「TradeWaltz」取引の作成と管理、「TradeWaltz」経由での案件アサイン+基本機能。
従来、基幹業務システムを構築しにくかった中小規模の荷主・フォワーダーにとって、使い勝手のよい基幹業務システムのサブスクリプションサービスの側面も併せもち、世界で拡がる貿易ビジネスにデジタルを活用する環境が広がる。