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日本海事協会/貨物倉解析による強度評価要件の一部を改正

2023年01月05日/IT・機器

日本海事協会は1月5日、2022年12月27日付の鋼船規則等の一部改正を公表した。

公表した主な一部改正は、まず「全面見直しを行った構造規則について、造船所の協力のもと実施した影響評価作業のフィードバックに基づき、貨物倉解析による強度評価要件の一部を改正」、そして、「液化ガスばら積船の貨物タンク、LNGなど低引火点燃料の燃料タンクに用いられる低温用圧延鋼材の最大適用板厚を拡大」するとしている。

また、「大容量のリチウムイオン電池を用いた蓄電池システムを搭載する船舶に関わる要件を明確化し、船級符号の付記(ノーテーション)を制定」、「MSC決議及びIACS統一規則に基づき、ESPコード適用船の定期検査における板厚計測要件の一部を改正」、「IACS統一規則に基づき、操舵装置のハイドロロックに対する措置を追記」、「MEPC決議に基づき、シブトリンを含有する防汚塗料の使用を禁止」となっている。

なお、日本海事協会は、国際条約、国内法、IACS統一規則などへの対応に加え、業界要望、研究開発成果、及び損傷調査のフィードバックに基づき、「鋼船規則」及び関連する「検査要領」、「認定要領」等の改正を実施し、技術規則の合理性、透明性の向上に務めている。

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