Hacobuは1月24日、クラウド物流管理ソリューションMOVOシリーズの中で、トラック予約受付に特化した「MOVO Berth(ムーボ・バース)」に、予約情報連携APIを追加したと発表した。
MOVO Berthは、入出荷業務の改善をサポートするクラウドサービス。トラックの集中や待機時間を解消するだけでなく、作業状況や車両の到着状況を可視化することで、物流センター運営にかかるコストを削減し、生産性の向上を支援する。
物流現場での人手不足を解消するために物流倉庫の自動化が急速に進んでおり、その市場規模は2022年から2027年にかけて年平均成長率7.4%と予測されている。一方で、倉庫の自動化を進める物流拠点において、「結局、いつ車両が来るのかわからない」という課題がある。
Hacobuは、MOVO Berthに登録された予約情報を、倉庫を管理するために導入されたシステムへリアルタイムに連携する仕組みを提供することで、車両の到着予定に合わせて庫内作業を進められる環境整備をサポートする。
具体的には、予約情報連携APIを活用することで、外部システムからMOVO Berthに登録されている予約情報を取得できる。これにより予約情報に対し入場/退場・バースへの呼出・作業開始/作業終了といったステータス更新をAPIで実施でき、車両到着後の管理も現場の状況に合わせてシステムを連動して行える。また、APIと併せて予約情報連携Webhookを活用すれば、予約情報の更新をリアルタイムに外部システムへ連携することも可能だ。
MOVO Berthは、全国の物流拠点や工場などで、これまで42万人のトラックドライバーに利用されてきた(同社調べ)。Hacobuは今後も継続的な機能開発を行い、物流全体の最適化に貢献していくとしている。