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兵機海運/4~12月の売上高24.3%増、営業利益72.4%増

2023年02月13日/決算

兵機海運が2月13日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高144億3700万円(前年同期比24.3%増)、営業利益7億3400万円(72.4%増)、経常利益7億9800万円(74.3%増)、親会社に帰属する四半期純利益5億6800万円(81.8%増)となった。

海運事業のうち内航事業では、取扱トン数が前年同期比5.5%減と伸び悩んだが、効率的な配船に努めた結果、売上高は50億8700万円(2.8%増)となった。一方、支払傭船料の増額改定、燃料油の高止まりなど運航コストの増加に加えて、管理経費の増加もあり、営業利益は1億9100万円(6.1%減)となった。

また、外航事業では、建機類の輸送やスポット案件の受注に注力した結果、在来船の運賃相場が高水準で推移したことと、為替相場が円安基調で推移したことも相まって好調に推移し、売上高は27億4100万円(154.9%増)となり、営業利益は2億6400万円(444.6%増)と大幅な増益になった。

港運・倉庫事業のうち港運事業では、内食需要に下支えされた食品類や、国内の原材料不足に起因する自動車関連をはじめとする製造用部材の輸入取扱が堅調に推移。また、スポット案件の受注に注力したこともあり、売上高は53億5500万円(18.9%増)となり、管理経費の圧縮効果もあって営業利益は1億5100万円(28.6%増)となった。

また、倉庫事業では一般貨物の取扱いが減少したものの、危険物の取扱いに特化した営業活動を展開した結果、神戸と姫路地区の危険物倉庫が順調に稼働した。2022年11月には兵庫埠頭物流センターに危険物倉庫を1棟増設。また、前期末に兵庫埠頭物流センターの敷地を取得したこと等による原価の圧縮効果もあり、利益率が大きく向上した結果、売上高は12億5300万円(14.9%増)、営業利益は1億2800万円(126.7%増)となった。

通期は、売上高175億円(8.8%増)、営業利益6億円(22.9%増)、経常利益6億5000万円(24.3%増)、親会社に帰属する当期純利益4億5000万円(25.4%増)を見込んでいる。

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