川崎汽船グループは3月6日、Anglo American社と脱炭素化に向けた取り組みを共同で研究、推進するための協議会を設立する覚書に署名致したと発表した。
＜署名セレモニーの様子 左からAnglo American社：Peter Lye(Head of Shipping)、川崎汽船：田口雅俊 常務執行役員＞
同社グループはAnglo American社と初の鉄鋼原料輸送契約を締結以降、同社の原料輸送に継続的に従事し、着実に契約を積み重ねてきた。同協議会を通じて、両社は共通の目標であるGHG排出ネットゼロに向け、運航の効率化、新たな省燃費技術や代替燃料船の開発を推進すべく、互いの知見を活かし、海上輸送におけるGHG削減を目指していく。
同社は2022年5月9日に公表した中期経営計画で、鉄鋼原料輸送事業を低炭素･脱炭素化を機会とした成長の牽引役となる事業の1つと位置付けた。同社は変化する顧客ニーズに的確に対応するべく、海上輸送に関わる脱炭素化を通じて、顧客とのパートナーシップを深化させ、力を合わせて地球環境と社会への貢献していくとしている。
